高校の授業は本当・・・・ついていけない。
中学ではそれなりに頭よかったはずなんだけどなぁ?




(食べてないから頭まわらないのか)




自問自答をして黒板に目を戻す。
・・・・と、立っていた。そう。君が。









堂々と黒板に間違った答えを書く君が(汗)










「はずれだ。斎木淳」









先生から、喝をもらいクラスからは笑いをもらう。


斎木淳


淳は、誤魔化すように先生に笑った。
先生はため息をついて淳の席を指さした。



「ありがとーございまぁす」



淳はくるっと後ろをむいて自分の席に戻り始める。
私は、彼にくぎ付だった目をノートに急いで戻して必死にノートをとるふりをした。
そして、淳が私の隣を通る。



(うわっ!!机の端に手おいてくれた・・・・っもうここ誰にも触らせないわ)



一人幸せに浸っているとガタンっと音がして背筋が伸びた。
そう。淳は私のななめ後ろの席である。




そして、私。
木沢柚奈は、彼。斎木淳のことが好きであったりする・・・・わけで。