彼は自分の拳を見つめながら何か思い悩んでいた。

「いくらなんでもあれは、やりすぎたな…」

あたしを殴った事を後悔してるみたい…

「アイツ…傷ついたやろうな…謝って許してくれるかな?でもみんなの前でそれは、出来んし…」

傍若無人な俺様Sキャラって呼ばれてる彼が、あたしの事で悩みよぉなんて…

悩める美少年はなかなか踏ん切りが付かず校門の前をうろうろして…

「やっぱダメだよ…アイツに会わす顔がねぇ!」

そう言って居心地悪い学校を後にした…ら…