彼は、あたしを見つめつつ…

「立てよ」

確かに…あたしにありがたい言葉をかけて下さった。

俺様キャラとでも言うべき命令口調…

でも…確かにあたしに声をかけて下さった。

あたしは期待に胸を膨らませ言われた通り立ち上がった。