『ん。おはよー、』

この、おはよーを言うだけでも緊張して

素っ気なくなってしまう。

「やっぱ裕樹だった(笑)おはよー!」


あーやべ、可愛い(笑)

なんだこいつ(笑)

「てかさ、聞いてよー、」

おぅ、聞く聞く(笑)

『ん?』

「昨日さ、斗真との一年の記念日でさ
遊びすぎて、疲れて今日寝坊したらしーよ(笑)ほんと馬鹿だよねー、(笑)」


うわ、のろけじゃん、聞かなきゃよかった。


『馬鹿だねー(笑)』


一生寝とけとか思うのは俺だけ?(笑)


だってさー、ずっとあいつが寝ててくれたら

由梨と、ずっと2人なわけだろ?


想像するだけで素晴らしいね( ̄▽ ̄)笑


「早くこないかなー、斗真。」


あーもう...そんなにあいつがいい?


『バカ(笑)学校には来るだろ(笑)
そんなんも待てねーとか、子供すぎ(笑)』


「うるさいなー(笑)
彼女もいない人に言われたかないー(笑)」


は、だれのせいだと思ってんの?


「てかさー、裕樹モテてるのに
なんでみんなふっちゃうのー?
もしかして、好きな子でもいるの?(笑)」


『……なわけ(笑)』



…ここでさ、お前だよって言えねーから

俺はただの幼馴染なんだよな。


【由梨っ】


そこでまた、他の男の声がした


「とーまー!!♡」


うわ、出た出た天敵(笑)