「・・・はい。」
水の守護師も、僕も気の抜けた返事しかできなかった。
あわてて、部屋から持ってきた
手紙。
「王からのは後にしましょうねぇ。」
そういって、一枚だけ僕に持たせた。
「しーちゃん、お願い。」
「はぁい。風と舞いましょう!」
ふわぁっと風がふいて、数枚のてがみが 風の中に浮かび上がる。
風の守護師もふわっと浮いている。
杖がぼぉっと現れて、
何やら呪文らしきものを唱えている。
「おぉ。いつみても素晴らしい・・・」
水の守護師はうっとりとその様子を眺めている。
うん。
僕も、すごいなって感じる。
映画のワンシーンのようだ。
杖で、ぽんぽん と手紙を一つ一つ 叩く。
ぽう・・と緑色にほのかに光る。
ふわーっと 小さなメモ紙と羽ペンが僕の前に落ちてくる。
「・・アサヒさん。そこに断りの言葉を」
「はぁ。」
言葉と言われても。


