「アサヒ。精霊って・・・
特に 水の精霊って 冷たいやつが多いの。
すっごい、愛想ないし。笑わない。
世界の常識よ?
それなのに、アサヒったら あーんな無防備に笑ったり
くつろいだり・・・
そりゃぁ、魅力的に映るわよ?」
「そ・・・そんなこと言われても。
そんな常識知らないし・・・」
ルラは、びしぃっと怒ったように仁王立ちをする。
「アサヒの『水の巫女』姿。美人だったんだからぁ。
もっと、自覚しないと!」
「確かに!自分で言うのもなんだけど、
美人だった。
化粧の力って すごいよな!」
ほんと、一瞬 自分でも見とれたし。
てか、
あんなに化粧するって 女の人って大変だな。
「ふふふ。化粧していないアサヒさんも魅力的ですよ?
ほかの人に食べられちゃう前に、
僕が 味見しちゃいましょうか?」
風の守護師がわらって、僕の手の上にそっと小さな手を乗せる。
がたんっ と水の守護師が
僕と、風の守護師の間に
杖を割りいれる。
「戯れは、おやめください。」
「えぇ。水さん。
ケチ。」
ぷぅっとほほを膨らます。


