水の守護師はがっくりと肩をおとして、
「申し訳ございません。風の使者様をだますつもりでは!」
土下座をせんばかりの勢い。
「あのぉ。
しつれいしますよー。」
軽いノックが響いて
ひょっこり現れたのは 風の守護師だった。
「水さん。一応 表の門のベルを鳴らしたんですが…
しーちゃんが飛び出しちゃって。
ごめんね。結界やぶっちゃって。」
「・・・あの、結界を一発で破ったんですか??」
水の守護師がちょっと驚いて、
「精進します。」とがっくり ショックを受けているようだった。
「はは。結界は風の専門だからねぇ。
水さんのが 弱かったわけじゃないよ?
僕が強かっただけ。ね?しーちゃん。」
「そうそう。風ちゃんが強いの。かっこいいでしょ?」
って、僕に同意を求められても・・・
風の守護師はにこにこしながら
僕に、手を振る。
おもわず、「おはよー」と 手を振りかえす。
淡いグリーンのワンピースのような服に
茶色のマント。
見た目は小さな子供だけど、
これも『風』のなかで一番 力がつよいんだろ?


