ってか、
僕、上半身裸の
ロングスカートみたいなの一枚で寝てたんだ。

シュールだな・・・



「って、愛想なんて
 別に ふりまいていないよ?」

「では、なんで 昨日の今日で、こんなに
 お誘いの手紙が届くんですか?!」

うぅっと涙目になりながら
水の守護師は ずいっと 束の手紙を押し付けた。


「なにこれ。」

何十枚かの封筒を手渡される。


「それに、アサヒ様。
 どこで誰に見られるかわかりません。
 
 上は羽織ってください。」


備え付けられたクローゼットから
シンプルなシャツを渡される。


僕の体に
刻まれたタトゥみたいな文様。


どうやら、これで人間 だというのを誤魔化しているらしい。



「しかも、この印は 王宮からですよ?
 はぁぁ。
 王様に、しっかり 気に入られてしまったかもしれません…」

「えぇ?!!
 僕、何も してないけど?」

「何言ってるんですか!あれだけ 笑顔で誘惑をしておいて・・・」

えー。
そんな言われても・・・。