王は、びっくりしたように
目を見開いてから
口を押えた。
え?僕、なんか、間違ったか?
「巫女。下がって。」
小さい声で水の守護師が僕にささやく。
うなづいてから
彼女の後ろに下がった。
なにか、まずったか?
「・・・いいのか、水の巫女?」
王がつぶやくように
聞いてくる。
何が?
さっぱりわからない。
おいおい、助けてくれよ水の守護師ーーー!!!
でも、彼女も
王の前で膝ついてその体勢を崩すわけにはいかないんだろう。
汗が 伝って 緊張しているのがわかる。
僕は、ごくりと唾をのみこんで
姿勢を正した。
そして、まっすぐ王を見つめた。
「---わからぬ。
水は流れ、そして、たどり着くもの。」
そ、それっぽい返事をしてみた。


