「うろたえないで下さい。
もう少しですから、アサヒ様。」
小さな声が緊張している。
そうか、、、
守護師だって、
なんの 力もない 僕をなにやらこんなすごい 儀式 みたいなのに
連れてきたんだから
緊張するよな。
ばれないように、
ばれないように、
僕は、水の、巫女。
心の中で何度も復唱する。
中央の王座の横で さっきの宰相さんが、
何やら大きな声で「さぁ!!三大守護師よ!!王に祝福を!」と叫ぶ。
火の奴が「ごぉぉぉぉおおお!!」と雄たけびをあげて
周りに火の粉を散らしながら
ぶわぁあと 赤い光が散らばる。
緑の小さな妖精がくるくるーーーとまわって
優しい風と緑色の羽が優しく降ってくる。
僕は、ちらりと彼女に目をやる。
軽く、うなずいた彼女の前に立ちはだかって
すーーっと手を上にあげた。
ぶわぁぁっと青い光と
シャボン玉のようにまるい白と青の水しぶき。
後ろではばれないように 彼女が必死に 何やら呪文を唱えている。
まわりの歓声が一層大きくなる。


