ふぅむ、と少し考えるように
目をつぶった 当主様のおじさん。
「昔ーーー
こういった、『よくない気』を集める一族がいたと伝えられている。
『犬の使い』一族と呼ばれたが、滅んだんだ。
それからは、気を切る一族だけが残ったんだよ。」
「はぁ。犬の使い・・・ですか?
よくわかりませんが・・・僕、一般人ですよ?」
犬って、犬・・・だよなぁ?
「ふふ。まぁ、そうだな。
しかし、この「ミズノ」に目を付けられるなんて
それだけで「普通」じゃないんだよねぇ」
あはは。と 当主様は笑った。
課長は苦々しく笑うと「当主様。これ以上は・・・」
なんて、言葉を濁す。
「あれ?アサヒは、しらないのか?」
「はい。あまり深くかかわると、抜けれませんので・・・」
「ふぅん。はいはい。面倒だなぁ。
水の守護の護衛部署所属だろ?」
「守護さま!!!」
「よい。よい。私が、伝えているのだから。
アサヒ。
ここは、『水』を守護している畔で
神聖な泉だ。
私は、ここで 『祈り』をささげ『和』を願っている。」
む、難しい単語と言葉が出た。
はぁ。と間抜けな返事しか出てこない。
あんまり 知っちゃったら まずいんじゃ・・・?僕。
「そして・・・祈りを捧げながらも
飛んできても情けをかけるな、と教わる。」
ぽつり、と 当主様がつぶやく。


