彼女は、
ちょっと首を傾けて
つまらなさそうに、つぶやいた。
「なんだ、
もっと 驚いたりするかと思ったのに。」
そんなこと言われても。
あぁ、
でも、その薄いブルーのベールには驚いたな。
うん。飾りも『僕』が使っていたのにそっくりだ。
・・・
いや、まさかな。
あの世界のモノがあるなんて・・・
考えすぎか。
「・・・で?
なぜ、僕は呼ばれたんでしょうか?」
「ふ。おちついてるのぉ。」
「いえ、別に落ち着いては・・・
内心、ドキドキですよ。」
「まぁ、いいか。
最近、そなたの周りでおかしなことが多くないかい?」
「え?!」
「ほう。やはり心当たりがあるのじゃな?」
「・・・まぁ、
なんというか、ぐらりと視界がゆがむように感じたり・・・
まぁ、僕が疲れていただけっていう落ちかもしれませんが。」
「あ、あと、
バイトのシフトが勝手に減らされていたりしました。」
「あぁ、それは
こちらの都合だ。」
え?
なにそれ。
思わぬ犯人に、顔をしかめる。


