パタン と 扉が閉まる。
王は、二人に向き直り、ふっと微笑む。
「さて、邪魔者は立ち去ったな。
風の使徒。
こいつをよろしく頼む。」
王は、空に手を挙げて、
先ほど、王が出現した時のように、
空間から、女性を出現させた。
「・・・っ。王。
これって、あんた・・・」
ルラが驚きのあまり、
口をパクパクさせながら、
指をさしえた。
その女性は、
美人だがどこか儚げで真っ白い髪にいくつもの宝石をちりばめている。
全身がブルーのドレスに包まれた・・・
「・・なぁ、ルラ、これって。」
「アサヒ。これは『水の精霊』よ。
水精霊の中でも、トップレベルの『ナユナ』じゃない?!」
「・・・久しぶりね、ルラ・・」
やっぱりか。
魔力がないとはいえ、
なんとなく、そうじゃないかとは思ってた。
「あぁ、王には
僕が『違う』とわかってらしたんですね?」
はぁ。
ため息をつきながら
ベールをはずす。
今更、『巫女』の振りなんて、バカバカしい。


