王は、ふむ。と
少し考えてから、
足を組みかえて、椅子に座りなおした。
「宰相。風の守護師。
下がれ。」
「え?王?」
「え?どうして・・」
二人の声が重なる。
思わず、ルラと目を合わせる。
王は、すっと立ち上がる。
宰相がびくっと体を震わす。
「・・・下がれ。
水の、巫女は お前がどうこうできる相手では無い。
いくら、お前が恋焦がれても
燃え尽きるだけだ。」
「・・・・っ。しかしながら、王。」
「下がれ。」
「・・・・・・御意。」
宰相は
銀色の耳をしゅんとさせて
深々と頭を下げた。
「風の守護師も、外せ。
大丈夫だ。
悪いようにはしない。」
心配そうに僕と、ルラを見つめていた守護師は、
その、王の言葉に
軽くうなずいて 宰相と共に部屋を後にした。


