いくら、僕でもわかるって。 この、宰相さんは 巫女に好意を寄せているんだろ? 思わせぶりな態度をとったら まずいだろ? そもそも、 僕、『巫女』のふりをしてるだけだしなぁ・・・ 思わず、目をそらす。 「水の巫女。 よく、おいでになりました。」 ニコリとほほ笑む宰相。 「・・・。」 軽くうなづく。 しゃべるとボロが出そうだ。 今回は、隣に風の守護師とルラがいるから 前回より緊張感は薄い。 すーっと扉があいて 中へと通される。 上から布が垂れ下がって 薄暗い中に一つの椅子。 謁見の間だ。