悪魔な秘密の巫女男子


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数日前、見た廊下。


ため息とともに
『巫女』の女装姿で僕はそこにいた。



謁見の間へと続く扉の前。

そこには深々と頭を下げる宰相。



風の守護師は面白そうに微笑んでから、
「宰相さん。
 あなたのこんな姿が見れるなんて、
 長生きするもんだなぁ。」

「・・・風の守護師・・」

不機嫌そうに、宰相は風の守護師をにらんだ。

宰相は、
そのまま、
僕の前まで歩み寄り、
ふわっと膝をついた。
「・・・巫女。」

「・・・。」

色っぽいつぶやきに
思わず、びくっと肩を震わせる。


困る。
返事に、困る。