ルラは、くすくす
笑ってから
羽をりんっ と鳴らした。
「ふふ。ルラはね~こう見えても、
風系の精霊のトップレベルの術者なの。
だから、
不用意に名前なんて呼んで
契約とか使役しようとしたら、返り討ちなの★」
「え?」
僕、すごく名前を呼んでますけど。
「大丈夫。アサヒさん。心配しなくても。
アサヒさんは『人間』で魔力がないから
しーちゃんとか、火の使徒の名前を呼んでも、
攻撃されないよ。」
「魔力に反応して 返り討ちだから。」
にっこりとルラが笑う。
いやいや、
その笑顔が怖いんです。
「あぁ、だから
ルラとかライガの名前を呼んでいるだけで
みんなが勝手に『巫女』も同等の力があると思うんだ?」
なるほどな。
わかったような、分からんような。


