「はやいな。」
あっという間に見えなくなった宰相さんの後姿を
感心して見送っていると、
「あれは、飛ぶっていうか、
ジャンプなんだよぉ。
すごいよねぇ。」
風の守護師が
楽しそうに、話しかけた。
地面を蹴り空を蹴る。
そんな術だそうだ。
へぇ。
「では、僕らはこれで、ゆーーーっくり行こうか?」
風の守護師は
くるっと杖を振った。
一枚の葉っぱがぼわんと
大きくなり、地面の上に浮いた。
「魔法の、葉っぱ。だな。」
絨毯じゃないのが残念だ。
僕と、守護師が乗り込むと
ルラが
大きな葉っぱと二人の間を
くるくると回ってキラキラする粉?光?
を巻き散らす。
「はぁーーい。しゅっぱーつ。」
かわいらしく声を変えた。
魔法の葉っぱは ぶわぁぁっと空へとゆっくり舞いあがった。


