そこには、
銀色の髪と、ふさふさしたしっぽをなびかせた
アイツがいた。
宰相。
「な、」
なんでここに。
ものすごっく眉間にしわがよる。
「巫女。先日は失礼をいたしました。」
「・・・」
取り合えず、うなずく。
失礼って、
どの失礼のことだ?
キスのことか?
それとも、僕が飛んで行ったことか?
ってか、
こいつ、また おそってこねーよな?
思わず
後ずさりして風の守護師の小さな体に隠れる。
ルラが「きゃはは」と笑ってくるくると
僕と風の守護師の周りを回った。
「宰相さん。水の巫女さんは疲れているよ。
またに、してくれる?」
にこにこ。
風の守護師が、
ずいっと笑顔で杖を突きつける。
脅迫だな。


