「おぉぉ。」
「さすが・・水の守護師の右腕だな。」
「これは、見事。」
「圧倒されるな。」
遠巻きに見ていた火の兵士たちから
驚きの声と、ため息が漏れる。
あ、やっぱりすごいのか。
僕は、納得。
ってか、
暑いな。
薄いベールのようなものとはいえ、
頭からすっぽり
口のところまでグルグル巻いているから
熱がこもる。
ちょっとだけ、口元を緩めた。
「水の巫女」
ふと、呼ばれて
僕は「なに?」
と振り向いた。
「げっ。」
聞き覚えのある声に、
僕は思わず、声を上げて、
せっかくゆるめたベールをぎゅぅうっと
思わず、しめなおした。


