ふいに、空からばっさっ と、羽音ととともに
黒い物体が僕の前へと降りる。
あ、
「スーラ・・・」
思わず、呼びかけてしまう。
「巫女様!大丈夫でしたか?
すごかったですね!
巫女様の『術』ですか?
靄が一気に消えて・・・」
「あ。。まぁ。」
「あぁ!守護師様!封をなさってるんですね!お手伝いを!」
なにやら、興奮しているスーラは
挨拶もそこそこに、
あわてて
水の守護師のもとへと駆け寄る。
彼女は、
ちらりとスーラを見て、
目線だけで
後ろに立てと指示する。
スーラは彼女の後ろにたって
黒い羽を大きく広げる。
真っ黒だと感じていた羽の内側は、
深い、藍色であった。
ぶおぉん。
鈍い音とともに、
水色の光が藍色に代わって光る。
あ、なんか、力が加わったんだろうな。
よくわからんが、
スーラの忠誠心だけはわかる。


