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東の森から 少し離れたところで
スーラ=カイロクは事の成り行きを見守っていた。

ばさりと黒い羽をなびかせる。



先ほどから立ち上っていた靄は
風の魔法でまとめらてているが、
目視できるほど大きくなってきている。


・・・大丈夫だろうか。
水の守護師様。。。




ふと、反対方向の空から
なにか、が近づく気配を感じる。


と、同時に、
大きく風に閉じ込められた靄は
しゅるるぅぅっと 消滅した。

「え?ええ??」

き、消えた?




どうなって
「どうなってるんだ?」

スーラの隣で
凛とした声が重なった。


「え?」


振り返ったスーラは 驚きのあまり体勢を崩し、
空から落ちそうになった。