水の守護師は
ますます心配したように火の守護師の彼の頭を触る。
「やっぱり、少し顔も赤いですし、
回復の魔法を・・」
「いっいや、その。」
はは。声が裏返ってるぞ。
しかたないなぁ。
というか、
はやく、終わらせたいし。
僕は仕方なく二人に駆け寄って、
ぐいっと水の守護師の彼女の手を取って
手繰り寄せる。
できるだけ、
声を潜める。
彼は、アサヒ の声を知ってるしな。
「・・・水の、守護師。
彼は、彼の従者に任せよう。」
「・・・巫女さま。
・・・そうですね。
すいません、火の守護師さま。出過ぎたマネを。」
「い、いや、
その、気持ちは嬉しいし、その、今度
何かあったら、お願いしたい。
回復魔法なら 何人か、俺の部下でも使えるし。」
にっこり笑う火の守護師。
そして、その視線はそのまま僕に突き刺さる。
「・・・?」
なんだ、なにか、したか?
「・・・今までどこに?水の巫女?」
あ。忘れてた。
彼はーー『水の巫女』を探す仕事を賜ってたんだった。
「・・・あー」
言葉を濁す。


