僕は、意を決して
唇が触れるか、触れないかの位置で
ふーーっと息を、
風の守護師の唇に向けて吹きかける。
本当に、これで戻るんだろうか。
「・・っはぁ。はぁ。
ってか、息を吐き続けるって・・きつい・・」
はぁ。はぁ。
せいぜい20秒ぐらい?
「アサヒさん。
足りないよ!
もう少し吐いてくれる?
そしたら、グイって引っ張れるから!」
「ひ・・引っ張るって・・」
何を?
と 聞きたかったが、
とりあえず、引き続き息をはきかける。
く、くるしぃ。
肺にある最後の最後まで
とおもって、息をふーーーって出し切ろうとすると、
むにょん。
感じたことの無いような感覚で、口の中から
何かが、風の守護師によって引きずり出された。
「ふ、ふわっぁ!!」
なんか、よくわからんが、変な声が出てしまった。


