*
**
「ちょ、ちょっとぉぉぉおおお!!
なんでぇ、なんで、風ちゃんがこんなに衰弱してるの!」
突風とともに、
バルコニーから入ってきたルラは、
ぐったり寝ころぶ風の守護師を発見して
顔を真っ赤にして怒った。
水の守護師の彼女は
杖を振りかざして、そのぐったりした風の守護師に回復魔法中だ。
「いえ。その。風の使者さま。
これは・・・」
「しーちゃん。大丈夫だよ。実験の最中だったんだよ?」
相変わらずの、にっこり笑顔で
今にも攻撃してきそうな風の使者のルラに笑いかける。
「えぇ!?でも、その。」
ルラは心配そうにくるくる風の守護師の周りを回る。
「そうだよ。むしろ、僕のほうが攻撃されてたんだけど。」
むしろ、被害者だ。
「・・アサヒ?
うぅーん?ねぇ?アサヒに風ちゃんの魔力がまとわりついてるんだけど。
とったの?」
「え?とったっていうか・・・」
「とったのぉ!?なんでぇ?風ちゃんが倒れちゃうじゃない!
もぅ。アサヒのいじわる!!」
「しーちゃん。
僕、取られたわけじゃないんだよ。」
あはは。と、風の守護師は力なく笑った。
一度、吸い込んだ彼の魔法は
どうやっても、戻ることなく、たぶん僕の体にとどまっている。
うーん。
どうすればいいんだろ。
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「ちょ、ちょっとぉぉぉおおお!!
なんでぇ、なんで、風ちゃんがこんなに衰弱してるの!」
突風とともに、
バルコニーから入ってきたルラは、
ぐったり寝ころぶ風の守護師を発見して
顔を真っ赤にして怒った。
水の守護師の彼女は
杖を振りかざして、そのぐったりした風の守護師に回復魔法中だ。
「いえ。その。風の使者さま。
これは・・・」
「しーちゃん。大丈夫だよ。実験の最中だったんだよ?」
相変わらずの、にっこり笑顔で
今にも攻撃してきそうな風の使者のルラに笑いかける。
「えぇ!?でも、その。」
ルラは心配そうにくるくる風の守護師の周りを回る。
「そうだよ。むしろ、僕のほうが攻撃されてたんだけど。」
むしろ、被害者だ。
「・・アサヒ?
うぅーん?ねぇ?アサヒに風ちゃんの魔力がまとわりついてるんだけど。
とったの?」
「え?とったっていうか・・・」
「とったのぉ!?なんでぇ?風ちゃんが倒れちゃうじゃない!
もぅ。アサヒのいじわる!!」
「しーちゃん。
僕、取られたわけじゃないんだよ。」
あはは。と、風の守護師は力なく笑った。
一度、吸い込んだ彼の魔法は
どうやっても、戻ることなく、たぶん僕の体にとどまっている。
うーん。
どうすればいいんだろ。


