えっっっ…。


「前に俺寝てたときに、留里キスしたろ?…あれ、気付いてたんだ…。嬉しくて抱き締めたかったけど、我慢してた…。」


「なっ…っなんで?」

「あんなことされたら、留里を襲っちゃいそうでやばかったから…。とりあえず寝たふりしてた…」


ため息をつく神谷さん…。


「留里…?広瀬って誰?何かあったんだろ?」
………

「…同級生で、告白されたっ。でもっ、あたしはっ、あたしには神谷さんだけっ…」


「わかった…。心配なんだっ。留里はこれから沢山出会いあるだろうし。もしかしたら俺なんかよりいい奴いるかもって…」


やっぱりカッコわるいなって笑う神谷さん。