夜になり、心配していた神谷さんが来てくれたっ。

さっき電話で一部始終話たんだけどねっ。


神谷さんが、あたしを突然っ……。抱きあげた。


はっ、恥ずかしいですケド……。

「山田たちにはバレたけど、これから、あと一年、我慢してくれるか…?」


「もちろっ…ン……。」
あたしの唇が塞がれた。

こうなると……。

あたしのカラダは力が抜けてゆく。

神谷さんの指は……あたしの弱点を全て見抜いているように、動きだす。


「ふぅ……ンっ。」

「留里っ…。」

神谷さんの切なそうな低い声が、あたしのカラダをも支配してゆく…。

「神谷っ、さん…っ。」

「ん……?」


「あたっ…しっ。はぁっンっ…。エッチかも…。」


「えっ……?。」


「だって…。キモチっいいからっ…。」


「ん……。留里っ。俺も…。ダメだっ…。」

…………………。

神谷さんの腕枕は、素晴らしいっ。

神谷さんをジッと見つめていると…。

顔?赤いっ?

「留里っ…。反則だぞっ…。」

あたしのカラダに腕を巻き付けて、顔を逸した。

「俺……。留里から離れられなくなりそう…。」

もちろんっ、あたしもっ。

嬉しくて、首に手を回して神谷さんの頭を引き寄せる…。

「また…。したくなるだろっ…。」

照れ照れの神谷さんが、可愛くて。

あたしっ、本当に幸せだよねっ。