バイトが終わると、ちほはさっさと帰って行った…。


う~っ、倦怠期…。


神谷さんはっ、あたしとエッチしたくないんだろうか…?

聞いてみようかなぁ?

でも、したくないって言われたらショックだしな…。

なんか…自信なくなってきたな。



………夏休み近くになって、あたしは、神谷さんちにいた。


神谷さんは期末テストの採点中だから、あたしは一人リビングでテレビを見てるっ。

仕事の邪魔はしたくないし、同じ空間にいるだけで満足してるあたし…。

単純すぎ?


…ピンポーン……

誰か来たみたいっ。


「神谷さんっ、誰かきたよっ。」


「ん~っ、留里出て…。」

押し売りだったからどうしよっ。


インターホンのボタンを押す。

「はいっ。」


「……。」

いたずら???
そう思いながらモニターを見てみる。

「誰?」

神谷さんが、後ろから覗きこんだ… 。

「神谷センセ…?」

モニターに写ったのは、同じ学校の生徒だった…