泣いていたあたしが落ち着くまで、神谷さんはあたしから離れようとしなかった。


ようやく泣きやんだあたしに………。


「俺、だめだな…。」
意味わかんないっ。

「なんでっ??」





「俺、留里ちゃんが、好き……。」
「最初会ったときから可愛くてさ、自分でも妹みたいだと思ってたんだけど、留里ちゃんが、俺のこと慕ってくれてるのが嬉しくて…。なんだか自分でも信じられないんだけど、年も離れてるしさ。
留里ちゃんから見たらオジサンだろ?俺なんかさぁ。でも、気付いたら留里ちゃんのことばかり考えてて、守ってあげたい…とか。」「小学生に好きってイケナイことみたいだし。ずっと我慢しようと思ってたけど、無理だった…。ごめんな…。」