「神谷センセっ…かぁ?なんかさ、あたしもピンと来ないなっ。神谷さんは留里の好きな神谷さんのイメージしかないもんねっ。あたしでさえ、神谷センセって違和感あるよっ。」

まっ、仲良く頑張ってねっ…と言い残し、ちほは帰って行った。


神谷さんが息をはきながら、ネクタイを緩めた。


その仕草にあたしの心臓が2倍くらいの速さで鼓動をうつ…。


なんか、色っぽいよね。

メガネ姿もだけど、見慣れない神谷さんの姿が、たまらないっ。


ヤバいっ、あたしっ、またサカりそうだ。

……ガタンっ。

「あらっ、神谷君。おかえりなさい。夕飯食べていきなさいっ。」
…お母さんっ………邪魔なんですけどっ!