神谷さんが、突然あたしのカラダを離したんだ。

「神谷さんっ?」

あたしっ、もっと抱き締めて欲しいっ。言えないけど…。

「俺っ、ヤバい。止まらなくなる……。」


あっ、そういうことか…。

「あんまり挑発すると…。暴走しちゃうかもな…。」


「えっ…。」
と真っ赤になるあたし。


「でも、今は、我慢するよっ。まだ留里も中学生だしな…。俺も、試験まだあるしな。」
そうだよね、あたしも受験生…。神谷さんも夢に向かってラストスパートだもんね。


「これからまた忙しくなって、会えない日も増えるかもしれないけど、待っててくれるか?」


あたしの答えは、もちろんっ…………。


「うんっ。」