そのまま、あたしたちは抱き締めあったまま、キスを重ねた…。

「あたしっ、三園さんに普通って言われたのがショックだったんだ…。神谷さんの周りにはキレイな人沢山いて、モテるしっ、あたしなんて神谷さんの隣にいる資格なんてないって思って…。」


神谷さんが笑った。凄く笑顔が可愛いっ。


「俺は、今の留里がいいんだよ。留里は可愛いよ。他の奴がどう思おうと関係ないだろ。あと何年かしたら、凄い美人になるぞっ。」
え~っ、有り得ないと思うけど。


さっきまでのことがなかったように、あたしたちは笑いあった。

「うれしいっ。」

あたしは、神谷さんにしがみついた。