夜…電話がきたっ。 「教育実習どうだったっ?」 「う~んっ。疲れたなぁ。」 神谷さんの実習先は神谷さんの母校の公立高校。かなりの進学高なんだっ。 あたしも、そこを狙ってる。 なんか、かなり疲れていそうな神谷さん…。 「あっ、神谷さんっ。明日も大変だろうからもう休んだほうがいいよっ!」 「…………。」 あれ?もしかして眠ってるかなっ。 「じゃぁっ、ちゃんと寝てねっ。」 「留里……。……留里に会いて~っ。」 あたしもっ…。 でも、言わないっ。言ったら、あたしは我慢できなくなるから…。