「ちほっ、帰ろっ」

「うんっ。」

ちほと二人で、いつもの道を歩く…。


「留里……あたしさぁ。竜ちゃんと別れたんだ……。」

「えっ…………。」

驚きで、声が出ない…。

「なんだかんだ言いながら、付き合ってきたけど、結局はあたしっ最後までは許せなくて…。竜ちゃんも我慢して待つって言ってくれてたんだけどさっ。」


「結局、竜ちゃん高校の同級生と、そういう関係になって……。竜ちゃんの携帯から、あたしに別れてって女の人から電話入ったんだ……………。」


なにっ、それ…………。

「ちほっ、竜ちゃんとは話…。」


「してないよっ。もう泣いて泣いて、なんだろうなっ。急に目が覚めた気がしたのっ。竜ちゃん待たせたあたしも悪いけど、待てなかった竜ちゃんも悪いし。フィフティフィフティってやつ? お互いのキモチわかりあえなかったんだから、仕方ないよっ。竜ちゃんは何が言いたいのか電話してきたりメールしてきたりするけど、、更に別れ話なんてっ、さすがのあたしでも辛いからさっ。」

もう二度と会わないし、電話もでないってきめたんだっ……。


ちほは、笑いながら言った。