~放課後~

また、昨日のように何もしゃべらず帰った。こうやって帰ってくれているのも、れんくんが、優しいからだと思うとなんだか、寂しい。

好きじゃないんだったらかばったりしてもらいたくなかった。


「あのさ、れんくん?もうさ、あんまり私に関わんないでくれる?女子に勘違いされちゃうし勘違いしちゃうから」 

あとから、きつくいいすぎたと思った。しかしもう、手遅れだった、あんなにやさしいれんくんが突然大声を出した
「は?おれのことそんなにいやなんだ!じゃあいいよ迷惑なんだろ!一人で帰れ!」

れんくんは、私をおいて走って帰った。誤解を解きたかったが涙ばっかりでて声がでなくてられんくんの後ろ姿だけをみていた