白銀のトライアングル

この状況に、雅史はまずいと思い、

「直美ちゃん・・・」

と続きを言おうとしたら、直美が言った。

「雅史さん、直美でいいの。それに、私ずっと雅史さんのこと好きだったから!」

そう言われて、嫌な気がしないのが人間だ。

もちろん、雅史も素直な直美にすっかり心を奪われたのだった。

「俺も、雅史でいいよ!」

そう言って、二人は見つめあいながら泥沼の世界へと落ちていった。