白銀のトライアングル

たしかに、車の中は狭かった。

「ねぇ、嘉雄はこの車をいつから乗っているの?」

と麻紀は聞いた。

「う~ん・・・」

嘉雄は返事につまった。

そう、紗耶と付き合っていた頃からだったからだ。

麻紀は、いつも嘉雄の痛いところをついてくる。

「あら?もしかして、例の彼女と付き合っているとき?」

と麻紀が言ったので、嘉雄は何も言えなくなってしまった。