白銀のトライアングル

「雅史さん?」

直美が声をかけてみた。

「・・・」

雅史は、言葉も失くしたようだった。

「こんな結果になってしまって、ごめんなさい。」

と直美が言ったが、雅史は上の空だった。

雅史の頭の中では、友紀奈の新しい彼に嫉妬で一杯だったからだ。

しかし、自分のした事を考えると何も言えないしできなかった。

雅史は、あの日にせめて電話かメールをしておけば良かったと思った。

もちろん、あとの祭りだが・・・

そんな事を考えていた。