白銀のトライアングル

「ごめん。」

雅史は、友紀奈を見るや否や謝った。

友紀奈は言葉を失っていた。

この状況って?

と思いながら、友紀奈は言った。

「今更、何も言う事はないから・・・お二人ともお幸せに!」

と友紀奈はそれだけを言ってその場を去ろうとしたら、雅史に腕を摑まれた。

「友紀奈。行かないでくれ!」

と雅史の声に思わず友紀奈も動きが止まった。

そう、こんなに自信のない感じの雅史は初めてだった。

友紀奈はそっと雅史の顔を見た。

雅史の顔色は悪い上に、今まで見たことないような表情だった。

友紀奈は、雅史と直美の顔を順々にやっと見た。