最後の命と赤いつる

ー付き合い始めて半年が過ぎ、2月ー

まだゆずの病気は治らない。むしろ、酷くなってきている。寝たきりの生活に近くなってきた。加藤が来ても、上手く喋れないゆず。大好物のプリンも食欲がなくて食べなくなっていた。


加藤はテストが近くなってきたため、あまりお見舞いに行くことができなくなっていた。

あきとは勉強などする気もないので毎日ゆずの側にいた。

「ゆず、大丈夫か?」
「う、ん…大丈夫…」
「無理すんなよ」
「あ、りがとう」
「ゆずさん、診断の時間ですよ」
「いってくる…ね」
「ああ。気をつけてな」


「(ゆず、前よりもっと体調が悪くなった気がする。このままいけばそう長くないはずだ)」

そんなことを思いながら窓を開けた。
今日は大雪だ。吹雪いている雪が窓に当たってきた。
その時、モヤモヤした嫌な予感があきとの頭に浮かび上がってきた。