最後の命と赤いつる

半年の月日が経ち、
加藤は医者と言う夢を叶えることができた。まだ経験は浅い医者だけどたよりがいがある。と評判だった。

「あれ、加藤先生もうお帰りですか?」
看護婦が尋ねる
「あぁ、今日は用事があるんだ」
「そうですか。お気をつけて」




加藤は花屋に寄ってから、ゆずのお墓へ向かった。



お墓には沢山の花があった。今日は2月17日。ゆずの命日だった。


「ゆず、俺、好きな人ができた。ゆずが背中を押してくれたから俺は進めたよ」

そう言って赤いつるを置き、手を合わせた。



「ありがとう」










それは、雪とつると告白と

小さな小さな奇跡のお話。