嘘だ。

背中から、不安が襲って来る。

そんなはずない。

自分を信じて、もう一度手元の数字を見つめる。

237。

ゆっくりと目線を上に上げ、数字だけが規則的に並べられた張り紙を見る。

235。

236。











239。





ない。


ない。


私の数字はなかった。

不覚にも涙が出てくる。

まだ冬の余韻を残す3月の風が、私の傍を通り抜ける。










サクラチル…