blue moon

「プッ」



すると、男が急に吹き出した。



「!?」
「からかっただけですよ。諒、タチ悪いぞ。」



と、すかさず佐倉が注意した。



「そ、そうなんですか?良かった…」



美希も、必要以上にホッとするのだった。



「駄目だわ、アンタ。さっきから見てると、マジ面白いから。表情コロコロ変わりすぎ。」



と、かけていたサングラスを外した男。




その顔は整っていて、いかにも女性にモテそうだった。



「俺は、諒。よろしくな、美希ちゃん。」



そう言って諒は、美希に近付いてニッと笑った。


その表情は、どこか子供っぽかった。



「何で名前…あ。」



美希は、白衣の胸元に付いている名札に目をやった。