blue moon

それもその筈だ。



この猟奇事件の被害者は皆、首を見事に切り落とされていたのだ。



そしてまるで美術品でも飾るかの様に、身体のすぐ近くにメイクを施した顔が置かれていたのだ。



「可哀想に…。まだ若くて、将来の夢も…色々あったでしょうに。」


仁美が、表情を歪ませて言った。


その声にも怒りが含まれていた。