「やばい…遅くなっちゃった。」



深夜遅く。



暗い夜道を、一人の女子高生が走っていた。




「プレゼント…喜んでくれるかな。」



付き合って一年になる、彼氏の誕生日プレゼントを大事そうに抱えていた。




その時。




ガサッ




背後から、突然不審な物音が聞こえた。




「な…何!?」



恐る恐る、後ろを振り返った。