真紅の誠たちと梅の花

「ふぅー。もう6月か…」

ーダッダッダッ、スパーン!


「土方さぁーん!」

「てっめぇはいきなり入ってくんな‼︎」

「いいじゃないですかー。私と土方さんの仲じゃありませんかー。」


「ったく。で、何の用だ。」

「いや、暇だったんで。」


そんなことでくんな!と怒っているのこの男は土方歳三。新選組の副長だ。


そして怒られているのにニコニコと笑っているこの男は沖田総司。新選組一番隊隊長だ。


すると沖田がいきなりさみしげな顔をし


「もう6月なんですね…」


土方は深くため息をし


「総司。もうあいつのことは忘れろ。あいつはもういねぇんだ。お前の気持ちも分かる。俺も忘れたくねぇ。けどよ引きずるんじゃねぇ。」


すると沖田は元の笑顔に戻り


「何のことですか?」

「総司…」

「んじゃそろそろ戻ります…」

沖田が気まずそうに土方の部屋を出ようとした時


ースパーン!


「今度はてめぇか、新八!」


はぁはぁと息を荒くし、立っている男は永倉新八。新選組二番隊隊長だ。