真紅の誠たちと梅の花

ゆきの言っていた通り学校は3時間目で終わり、ゆきは私を置いて彼氏のところに行った。


家に帰ってもすることがないので学校の近くをフラフラ歩いてみた



普段はあまり学校の近くなんて寄らないからなんだか新鮮


すると寺の周りに長蛇の列ができていた


「何だろ、この列?」


とか言いながら並ぶ私。

高校生の好奇心は素晴らしいんです。



並んでいる人たちはほとんどが女性。


しかも結構若い。



他人の話を聞いてみると



「年に一度だもんね!超楽しみ!」


「だよね〜。私全然眠れなかったぁ」


…私も次の日楽しみだと眠れないよ、うん。



とか思いつつも年に一度という言葉にドキドキしていた。


「結構レアものじゃん」


進めば進むほど私の期待は膨らんだ。


「きゃー!次だよ、次!」


あと少し…!



「次の方どうぞ中へ。」


私の期待は最高潮となり、一歩前に進んだ。


だが私の番になり私の目の前に現れたものを見て愕然とした。


「は、墓?」


一体誰の?と名前をよく見ると



「沖田…宗治郎?」


ードクン、ドクン


心臓が跳ね上がった。


ハアハアと息が荒くなってきた。



そばにいた人の大丈夫ですか?の声が聞こえたと思ったら、私の目の前が真っ暗になった。