太陽と星 ~君と過ごした最後の夏~

心臓にナイフでも突き刺さったかのような強烈な痛みが・・・からだ全体に広がる。



・・・・・・馬鹿すぎるだろ・・・俺・・・。


自分に失望した・・・・。


芽悠の顔を思い浮かべるだけで、今はこんなにも苦しくて・・・。



切なくて、哀しい。



大粒の雨が俺を打ち付ける。

もう、制服はびしょ濡れ。


体にぺったりと張り付き、体温を低下させる。


けれどアスファルトから出る生温い空気で、寒さなんて感じない。