今のって・・・・・・・
キス・・・だろ?
・・・・突然すぎて・・・わけ分かんねぇ。
・・・・・・こいつ・・・。
思考回路が遮断され、ただ目の前にいる悪魔のように微笑んでいる彼女を見ていた。
目が・・・赤い。
まだ潤んでいる瞳。
きっとこの瞳も計算。
「じゃあ爽太くんにキスしても・・・大丈夫だよね?芽悠のこと好きじゃないなら・・・。
芽悠も爽太くんじゃない人が好きって言ってたし、私が二人の邪魔をすることもない」
そう言って、次は優しく微笑んだ彼女。
それが本当の笑顔かなんて、俺は知らない。
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