太陽と星 ~君と過ごした最後の夏~

「はは、もう分かったって。それより、私の家なら寄っても良いってどういうこと?」


「いや・・・近いし・・ほら、芽悠なら優しいから入れてくれるかなって・・」


爽太は苦笑いしながら私の顔を見た。

言い訳まで上手いなんて・・・じゃなくて。



「はいはい。分かりましたー」

「じゃあ・・・もう機嫌直したか?」



彼はそう言うと私の顔を覗き込むように自分の顔を近づけた。


なっ・・・何・・・・?!


私はびっくりしてソファの端まで寄った。


「な、直った」



びっくりしたまま口をパクパクさせながらそう言った私を見て、爽太は面白そうだけれど、優しく笑った。


「そっか」



爽太は・・・いつもどおりの天然っぽい?子犬のような雰囲気を出しながら、私の頭を撫でた。